忙しいことは嬉しいこと

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忙しいことは嬉しいこと

コラム

2016/08/19 忙しいことは嬉しいこと

皆様こんにちは、柿原まゆみでございます。

『おもてなしブログ』では”伝説のホテルマン 林田正光”が残した

“極上のおもてなし”100の言葉 をご紹介しそれをどのように実践するのかを

お伝えします。

 

 

・『忙しいことは嬉しいこと』

忙しいことは嬉しいこと。嫌がるのではなく、感謝の気持ちを。

 

人は忙しいと、つい仕事に心を込めるのがおろそかになりがちです。

大勢のお客様が何組も同時にいらっしゃると、つい「さばいていく」事を

考えてしまいがちです。

 

忙しく、お客様対応がおろそかになりそうなとき、自分は何故今、忙しいのかを考えてみることです。

 

それはあなたのお店や会社がより多くの人に必要とされているからに他なりません。

忙しいことは嬉しいこと、と感謝の気持ちを持って、

べてのお客様に心を込めた対応を心がけてください。

           

                    林田 正光

 

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忙しいの「忙」は「心を亡くす」と書きます。

現在人は「本日はお忙しい中・・・」「お忙しい中、申し訳ありません・・・」と

挨拶のように使いますが、江戸時代ではこの言葉は大変嫌われた言葉でした。(江戸しぐさより)

「忙しい」と言われることは「心を亡くしている」と卑下した言い方をされたと

怒ったそうです。

 

 

忙しいに変わる言葉は「ご多用のところ」と言い換えることをお勧めしています。

そして「忙しい」と言うことをやめ、「お陰様で」と言っています。

忙しいことはありがたいことです。

 

 

人から頼まれたことが沢山あるということは、自分の能力を認めてくれて

「この人に頼んだら安心」と思ってくれているのです。

 

 

また「忙しい」を言わなくなると不思議と時間が出来ます。

忙しいと言ったところで時間が増えませんし、周りの方に与える印象も違います。

 

「忙しい」思うと心に余裕がなくなり、早口になります。

早口では相手に正しく伝わらずミスが起こり、その結果、謝罪や

やり直しなどで時間を使います。急いでいる時こそ慌てず、間を持って伝え、

確認すればミスを防ぐことが出来ます。

 

 

「忙しさ」をアピールすることは、”自分にはスケジュール管理能力が低い”や

“優先順位をつけられない”判断力に乏しい” と言っているようなものです。

また周りにネガティブなエネルギーを送ってしまい、モチベーションを下げてしまいます。

 

そして私はこの「忙しい」を多用すると縁がなくなると思っています。

 

例えば

「来週、みんなで食事に行くのですがお越しになりませんか?」とお誘いがあったと

します。その時に「忙しいので伺えないです」と言うと相手の方は「忙しい人」と

勝手に思い込み、次から誘わなくなります。

口癖で「忙しい」と言ってしますと縁が切れる恐れがあります。

 

 

 

誘われた日に仕事や用があった際は「残念です。せっかくお誘い頂きましたが、

あいにくこの日は先約があり、伺うことが出来かねます。

また機会があれば誘って下さいね」と返事をすれば誘った日は、

たまたま用事があったので「次回も誘おう」と思って下さいます。

 

 

研修でこのことをお伝えした方が「忙しい」をやめて良かったエピソードを話してくれました。

 

東京の友人から「久しぶりに関西に帰るので逢えませんか?」と連絡がありました。

その日は繁忙期まっただ中で休みをとる事が出来ませんでした。

 

今までの私だったら「残念だけど忙しいから逢えないわ」と言っていたところを

「その日はあいにく予定が入っているけど、翌日なら大丈夫。どうかしら?」と

返事をしたところ友人が調整をしてくれ、逢うことが出来きました。

 

友人に逢ったことで刺激を受け、前向きな気持ちになりました。

その後は頻繁に連絡を取り合うようになり、縁が深まりました。

 

 

忙しいことは嬉しいことです。しかし表現方法に気をつけなければ

貴重な縁が切れてしまう恐れがあります。相手の方へ配慮した伝え方が大切です。

 

 

■ 忙しいことを嬉しいことにするポイント

①  忙しい時こそ感謝の気持ちを忘れない。

② 「忙しい」と使わないようにする。

③  伝え方に工夫をする

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